アイ・オー・データ機器は、創業者で現会長の細野昭雄氏が設立したAHCがTOBを行い、全株取得を目指すことを発表した。買付代金は最大142億5466万円で、買付価格は1株につき1300円である。買付期間は2月10日~3月28日で、決済の開始日は4月4日となる。TOBが成立すれば、東証1部への上場が廃止となる。アイ・オー・データ機器は、中長期的に持続可能な成長を達成するために非公開化が必要と判断した。M&Aアドバイザーとしては、今後のアイ・オー・データ機器の成長戦略に注目し、買収が成功するかどうかを見極める必要がある。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。